ツボは力を入れて押す場合は親指の腹全体を押しつけて押しましょう。親指が届きにくい部分は、人差し指、または中指を使います。力が入らない場合には道具を使いましょう。
ツボ押し専用のグッズなどもありますが、近くにある物で代用しましょう。ボールペンやマジックのキャップ部分が丸い物を使います。他にスプーンの柄の部分やお箸、ヘアピンなど好みの物を使いましょう。
首の根本の骨から肩の先端までのちょうど中間になります。押してみると筋肉と骨の間にくぼみがあります。そのくぼみを押し込んでいくと 痛みが伝わる部分があります。そこが肩井です。
お子様が肩たたきでトントンたたく位置がちょうど肩井の位置になり、自分で肩に手を当ててみると中指がちょうど当たると思います。 肩井に中指を当てて、しばらく押し込んで（数秒間）はなすのを繰り返します。ツボは、皮膚の表面ではなく奥になりますので、他の人にツボを押してもらえるときには、親指を使って押してもらいましょう。
肩井は強めに押し込むことでツボ押しの効果が感じられますが、気持ちよいからと言って、あまり強い刺激を繰り返していると患部が刺激に慣れてきてさらに強い刺激が必要になってきます。 筋肉の損傷を繰り返すことで硬くなってしまいますので、マッサージは適度な強さと回数に気をつけましょう。
肺兪はツボの位置を探すのが難しいため図に骨の位置を加えています。
首を前に倒したときに出来る突起を目印にたどります。首の根本に最も突き出す骨を１番として下に向かって数えていくとちょうど４番と５番の間の位置。そこから指１.５本分外側に肺兪があります。
血行促進効果で肩こりや冷え性、肌荒れに効果があるほか、気管から肺に掛けての疾患、ぜんそくや咳、風邪などの症状に良いツボです。また、バストアップにもよいとされています。
